第2回日本唾液ケア研究会学術集会
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2023年12月8日から2024年1月8日までです。

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「いい唾液の日」を記念して
第2回日本唾液ケア
研究会
学術集会
オンサイト・オンデマンド開催


2023年11月26日(日曜日)
神奈川歯科大学横須賀キャンパス

槻木理事長挨拶

日本唾液ケア研究会のテーマは
「唾液学・唾液検査学の創生による国民の健康増進」

第2回学術集会のスローガン
魔法のカクテル唾液で健康長寿」

   口腔の健康を図ることは、多くの全身の病気を防ぐことにつながることから、健康寿命を延ばしたいという国民的な課題に応えることができるとともに、健康経営的にも医療費の適正化に貢献します。すなわち、口腔の健康の訴求は全身の健康の第1歩となるのです。

 一方唾液は、全身を表す鏡であり、口腔を外的要因から最前線で24時間防衛する最上位の生物科学的生体因子です。この唾液の機能を考慮することが、全身の健康を支える重要な要因であるにもかかわらず、唾液を介した健康維持の重要性は周知されておらず、国民への啓発や研究の推進はこれからです。そのため、「いい唾液の日」を制定し、普及啓発に努めているところです。

 その「いい唾液の日」にちなんで、本研究会学術集会を開催します。特に、唾液の健康促進効果を科学的に明らかにし、臨床応用する一連の取り組みの推進や唾液健康産業を育成することで、国民の健康維持に向けた取り組みを飛躍的に進めることを目的としています。また、医療関係者、企業、行政、大学関係者、市民等が一堂に集い、お互いに研鑽を積みネットワークを構築していただく機会としても意義があると考えております。

 本年は、特別講演に、日本歯科大学 菊谷武教授をお招きして高齢者の歯科医療と唾液について、臨床的観点からご講演いただきます。高齢者における唾液の意義を再考できる貴重な機会となることは疑いありません。シンポジウムは、国民皆歯科健診を取り上げ厚労省から政策的な現状をお聞きするとともに、神奈川歯科大学口腔衛生学分野 山本龍生教授に歯科疾患のスクリーニングにおける唾液検査の意義について紹介していただきます。また、唾液検査は簡単というこれまでの概念をもう一度再考し、唾液検査の精度管理の重要性と本研究会における認定制度の紹介を神奈川歯科大学教育企画部 猿田樹理教授(認定制度企画運営委員会委員長・理事)からしていただきます。フォーラムとしては、地元歯科医師会とのコラボで唾液を語りたいと思います。ランチョンセミナーは、唾液のメタボローム解析による最新の情報提供と今後の展望について、この分野の世界的第一人者の慶應義塾大学大学院 杉本昌弘教授(本法人理事)の講演が実現できました。教育セミナーは、助産師や看護師の皆さんに向けて一般財団法人日本助産評価機構との協調で開催をいたします。最後にポスター発表は、地元のビールを片手に討論をしていただきます。
 以上のように多くのプログラムを準備していますが、日本唾液ケア研究会はまだ発足2年目であり、まだまだ財務状況が盤石ではありません。多くの方の参加を得ること、そして多くの企業の皆様にご支援を頂かねばなりません。

どうぞ、唾液学の進歩と唾液による健康効果の普及にお力をおかりしたく、何卒ご協力を衷心よりご協力をお願い致します。

                                       大会長 槻木 恵一
                                           神奈川歯科大学 環境病理学分野 教授

大会プログラム

特別講演
オンデマンド配信あり

人生の最終段階における唾液と口腔機能
日本歯科大学教授・口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷 武 先生

10:10-11:10
座長 槻木恵一 神奈川歯科大学副学長・日本唾液ケア研究会理事長


 加齢に伴う唾液分泌量の変化は、う蝕や歯周疾患、粘膜疾患の発症や重症化と関連する。さらに、咀嚼機能を支え、味覚を支える唾液の役割は、高齢者の生活の質(QOL)に直接関与する。
 生きるためにそして人生を豊かにするために必要な水と言える。
一方で、高齢者のステージによっては、唾液は違った側面を持ってくる。例えば神経変性疾患や筋疾患に罹患した高齢者では、嚥下機能の低下から、唾液の口腔内の処理や嚥下が困難になり、唾液と1日中格闘することになる。まさに、忌み嫌われる存在となる。終末期に近づいた高齢者においては、水分摂取量の低下から、唾液の分泌量は極端に少なくなり、粘膜は極度の乾燥状態となり、容易に出血するようになる。また、カンジダ症の発症を招くなど、口腔環境は一気に悪化する。口腔乾燥が著しくなった高齢者に対する丁寧な口腔ケアは、しゃべる機能を取り戻させ、摂食機能の回復にも役立つ。さらに、その時が近づいてきた時、唾液誤嚥をきっかけに、むせや呼吸困難感が発症することから、頻回の吸引を要するようになる。これを回避するために、あえて、水分量を絞り脱水状態を作ることも多い。
 高齢者がその機能を徐々に低下させる中、唾液は、さまざまに、その人の生活に影響を与えてくる。人生を最終章において、良好な唾液のコントロールは、QOLの維持に役立つことになる。

 

フォーラム
オンデマンド配信あり
日常臨床での唾液とのかかわり
11:20-11:50

演者・座長
一般社団法人
横須賀市歯科医師会 会  長 半澤 栄一 医療法人 明輪会 プラザデンタルクリニック 理事長
演者
横須賀市歯科医師会 専務理事 斎藤  満壽乃
                              医療管理担当理事  西村 公一
                              センター特事担当理事 武尾 絵見子
ランチョンセミナー
オンデマンド配信あり
メタボローム研究の最新情報と唾液検査市場の未来予測
慶應義塾大学大学院教授 杉本 昌弘 先生
(特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会理事)
12:00-13:00
座長 片岡 宏介 徳島大学歯学部教授・特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会理事


 二人に一人が癌に罹患する時代となり、癌検査を簡易に行うことは多くの国民から待望されている事項である。特に、唾液癌検査はその簡便さや精度から極めて有望なツールになってきた。本講演では、唾液による癌検査の最新情報と今後どのように発展していくか、世界的に唾液癌検査をリードしている杉本昌弘先生にご講演を頂く。
会議
第1回評議員会
13:10-13:30
いい唾液の日記念イベント
オンデマンド配信なし
いい唾液の日 表彰式・受賞講演

13:30-14:30

  国民の健康増進を唾液から考える 特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会(理事長:槻木 恵一:神奈川歯科大学教授)は、11月28日を「いい唾液の日」に申請し2021年8月より記念日として認定されています。

 「いい唾液の日」は、日付の11と28で「いい(11)つば(28)」と読む語呂合わせから決定しており、この制定をきっかけに多くの人に「唾液」の健康効果を周知するとともに、全身の健康増進を心がけてもらうことや、唾液学・唾液検査学の推進を目的としています。

  2023年「いい唾液の日」では昨年に引き続き、唾液に関連した国民の健康を支える研究者と唾液医療を推進する歯科衛生士・栄養士の功績を称えて表彰を行います。

プレスリリースはこちらから


【2023年度 唾液関連歯科医療推進者表彰】

<表彰者紹介>

●表彰者 井上 和 ぶっちゃけ K's seminar主宰 歯科衛生士

●推薦者 坂本 紗有見 銀座並木通りさゆみ矯正歯科クリニック81院長


●表彰者 髙木グループ

髙木 直美 歯科衛生士 beside-U合同会社 主宰

髙木 悠里 管理栄養士

 
【唾液関連優秀論文表彰】

<優秀論文・表彰者紹介>

●表彰者 石川 恵生 山形大学医学部歯科口腔外科 講師

●推薦者 上野 義之 山形大学医学部長


●表彰者 高木 幸則 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔診断情報科学分野 准教授

●推薦者 村田 比呂司 長崎大学歯学部長

 
●表彰者 高 靖 九州大学大学院口腔常態制御学講座口腔細胞工学分野 助教

●推薦者 西村 英紀 九州大学大学院歯学研究院長

 
●表彰者 戸田(徳山) 麗子 鶴見大学歯学部口腔内科学講座 学内講師

●推薦者 大久保 力廣 鶴見大学歯学部長

 
【理事長奨励賞】

<表彰者紹介>

●表彰者 嶋﨑 義浩 愛知学院大学歯学部口腔衛生学講座 教授

●推薦者 本田 雅規 愛知学院大学歯学部長

 
●表彰者 山田 蘭子 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔・顎・顔面機能再生制御学講座 咬合・有床義歯補綴学分野 大学院生

●推薦者 大原 直也 岡山大学歯学部長


シンポジウム
オンデマンド配信あり
国民皆歯科健診と唾液検査
14:40-16:10
座長 三辺正人 文教通り歯科クリニック院長・日本唾液ケア研究会理事

シンポジスト
「国民皆歯科健診に向けた取組」
厚生労働省医政局歯科保健課歯科口腔保健推進室室長補佐 新宅 正成 先生


「国民皆歯科健診における歯周病検診の意義と、唾液を検体とした歯周病リスク判定を活用した集団歯科健診の実際」
神奈川歯科大学口腔衛生学教授 山本 龍生  先生 

「唾液検査の現状と課題、そして将来展望」
神奈川歯科大学教育企画部教授 猿田 樹理 先生


 国民皆歯科健診は、口腔の健康から全身の健康を維持向上させる国民の健康の基盤となる政策と考えられる。日本唾液ケア研究会でも、いち早く、国民皆歯科健診について、意見の表明および意見の公募を行っている(https://z1bq0.hp.peraichi.com/)。特に健診との関連で唾液検査は有用なツールになることが考えられ、唾液検査に注目が当たることが予想される。一方で、唾液検査は簡便と言いながら、血液とは違い環境要因の影響を受けて成分が変動する検体であることから、その取扱いには注意が必要である。そこで、本シンポジウムでは、国民皆歯科健診の意義と唾液検査の未来について検討を行う。

シンポジウム抄録のダウンロードはこちらから


国民皆歯科健診への日本唾液ケア研究会の見解および意見募集サイトはこちらから

ポスター発表
横須賀の地ビールを片手に討論で盛り上がろう!
メリット
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世界一の人体解剖標本館の見学

  • 12:00‐14:00
  •   カラーアトラスオブアナトミーは、世界の医学部や歯学部などで解剖の教科書として採用されている高名な医学書です。その執筆者である横地千仭神奈川歯科大学名誉教授が、精魂込めて作製した標本が掲載されており、世界的価値が認められています。神奈川歯科大学100周年記念館には、カラーアトラスに掲載の標本が展示されています。世界一といっても過言ではない貴重な標本館を本学術集会に参加の皆様に特別開館いたします。ぜひ、この機会にご覧ください。

  • ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。

日本助産評価機構アドバンス助産師選択研修
学術集会参加者は全員が受講できます!
オンデマンド配信のみ(11月26日12月から配信予定)

CLoCMiPレベルⅢ認証申請の選択研修は、更新申請者・再認証申請者が受講する必要のある研修です。

選択研修とは、以下の条件1~5をすべて満たすものとされており、本会開催の内容は準拠しています。また、当法人は日本助産評価機構の賛助会員となっております。

  1. 研修内容が助産実践能力に関するものである
  2. 研修時間が1つの項目につき60分以上である
  3. 主な研修対象者が専門職である
  4. 主催者が個人ではない→特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会の学術集会のプログラムとして開催します。
  5. 受講証明書(修了書等)を発行していることが望ましい→受講書を本会では発行します
オンデマンド教育セミナー
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歯周病と妊産婦における口腔ケア
講師 神奈川歯科大学短期大学部歯科衛生学科 准教授 山本 裕子

 歯周病は、細菌感染症であり、口腔から細菌が血管に流入し菌血症を生じる。この口腔細菌が、様々な臓器に散布され、病変の形成に関与することが知られるようになった。最近では、口腔細菌のフゾバクテリウムが子宮内膜症に関与する可能性などが指摘されており、歯科以外の医療従事者にとっても歯周病とはどのような病気かの理解は大切である。特に、妊産婦での口腔健康管理は、妊婦と胎児の健康の維持という点でも、特別な配慮が必要である。そこで、本教育セミナーでは、歯周病の病変の特徴や予防法の基本だけでなく、妊産婦における口腔ケアについて紹介する。
オンデマンド教育セミナー
口腔疾患アンケート調査票の作り方と統計解析
講師 神奈川歯科大学教育企画部 准教授 渕田 慎也 

 看護師や助産師の方の日常業務に、口腔の健康管理への関与が非常に多くなっている。これは、周術期における口腔ケアが手術後の回復状態や入院日数などにも影響するなど、医科歯科連携が様々な場面で必要となっているからである。一方で、医療従事者は、歯科的な研究の取り組みを行いたいと考えてもハードルが高いことが多い。そこで、よく利用されるのが歯科健診の代わりに、アンケート調査による口腔状況の評価の試みである。本講演では、口腔疾患の有無や状況把握のためのアンケートの作製法と、その後必要な統計解析の基本的な方法までのノウハウを紹介する。
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神奈川歯科大学横須賀キャンパスへの
アクセス

本学への交通機関
京浜急行線利用の場合

横須賀中央駅下車、東口徒歩10分

JR線利用の場合

横須賀駅下車、京浜急行バス利用
 (1)番のりば…「衣笠駅」行き等
 (2)番のりば…「三崎東岡」行き等
 (3)番のりば…「観音崎」「堀内」行き等
「大滝町」下車(バス所要時間約5分)徒歩5分
横須賀中央駅を経由する路線にご乗車ください。(約5分おきに運行)

問い合わせ
学術集会へのお問い合わせは、下記までお願いします。
特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会事務局
jsca@kdu.ac.jp